「不用品令嬢だと思って婚約者の元を去ったのに何故か連れ戻されたお話」 - キムラましゅろう

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不用品令嬢だと思って婚約者の元を去ったのに何故か連れ戻されたお話 - キムラましゅろう

内容紹介

 フランチェスカ十二歳の時のことであった。

「お前がフランチェスカか」

「はい。はじめましてレンブラント殿下。ロング侯爵ヴァランタンの娘、フランチェスカにございます」

「俺と同い年だったか?」

「はい、そのようでございますね」

「……お前、今俺の背を見てとてもそうは見えないと思っただろう。チビだと思ったんだろう」

「いいえとんでもないですわ。そんな事思ってなんかおりません。お小さくて可愛らしい、弟ができたようで嬉しいなと感じただけですわ」

「思ったんじゃないかっ」

「うふふふ」

 とまぁこんな感じで出会った二人。以降、王子とその唯一の妃候補として共に学び、共に研鑽し合い、共に互いを支え合いながら手を携えて成長してきた。

 

 フランチェスカは父であるロング侯爵と後妻である継母の間に男児が産まれた事により、嫡女としての立場が崩れ去った。すると厄介払いをされるかのように、当時末端の側妃が産んだとして王宮内で誰にも相手にされていなかった第二王子レンブラントの妃候補の筆頭としてあてがわれたのだった。ろくに相手にもされなかった二人だが、王宮内で共に成長し絆を深めていっていた。

 しかしレンブラントの兄、王太子が夭折した事により二人を取り巻く環境は激変する。

 レンブラントが王太子になると、フランチェスカ以外に数名の妃候補が選ばれた。互いが競い合い、その中で勝ち抜いた賢く強かな令嬢を王太子妃にすると宣言したのである。

 フランチェスカは自分には不利な条件であることや彼にとって自分がなんの価値も無くなったという事を理解し、誰にも告げずに密かに王宮を出ていった。

 市井でひっそりと暮らし、このまま民草に紛れ、慎ましくも穏やかに暮らしてゆくのだと思っていたのだが……レンブラントによって王宮に連れ戻されてしまった!

 彼のお荷物になりたくなくて離れたのに、何故か彼はフランチェスカを離してくれず……。

 

編集部より

 人気作品がミーティアノベルスに登場!

 新しい侯爵夫人に追い出されたにも等しい妃候補の娘・フランチェスカと、末端の側妃が産んだ第二王子レンブランド。こんな奴らに取り入っても見返りはないと王宮内でろくに相手にもされなかった二人は、共に互いを支え合いながら成長してきました。

 そして兄の早逝によりレンブランドが繰り上がりで王太子となったため、もはや自分は不用品だと王宮を去るフランチェスカ。しかしレンブランドはフランチェスカを連れ戻します。それはもう冒頭1ページ目で連れ戻されます。そんなレンブランドの態度にフランチェスカは首を傾げ……?

 電子書籍版には『番外編 友好国からの来賓』の書き下ろしを収録。未読の方はもちろん、WEB版をお読みの方もぜひお楽しみください!

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