その一瞬のひとときに、温かい紅茶を。「黄昏喫茶店【最期の家】」 - 立花 宗治

# ネット文庫星の砂

黄昏喫茶店【最期の家】- 立花 宗治

内容紹介

森田和雄。

彼は有名な富豪だった。

その年齢は八十九歳。

海外にも名の知れた大企業の元社長で、その独特の感性や発言からよくテレビのワイドショー等でコメンテーターとして出演していた。

そんな彼が八十七歳の、夏の終わり頃、突然二十一歳の女性と再婚した。

当時、その驚愕すべき年の差婚に、各メディアは騒ぎ立てていたのが記憶に残っている。

 

第1回ショートショートコンテスト 審査員奨励賞作品

『黄昏喫茶店【最期の家】』

 静かな路地裏の、小さな喫茶店の話。

 ある日、不思議なお客様が来店しました。

編集部より

黄昏喫茶店に訪れた一人の老紳士が語ったのは、彼の愛した妻の生涯。

「私の最期の家に、なってください」

愛しい人の願いに寄り添う老紳士の生涯の一瞬のひとときに店主は耳を傾ける。

これは、紅茶のように優しくて温かい、ショートストーリー。

こちらもおすすめ
当社作品 配信中の書店様