古い童謡に隠された悍ましい真実――「ことろことろ」 - 関谷俊博

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ことろことろ - 関谷俊博

内容紹介

「ことろことろ」は古い童歌だ。鬼ごっこのような遊びでもある。幼い頃、僕はこの遊びを度々やっていた。まず鬼と親を決める。他の子は親の後ろに一列に繋がる。鬼は一番後ろの子を捕らえようとする。親はそれを遮ろうとする。列は蛇の様に蠢く。鬼が一番後ろの子を捕まえたら、今度はその子が鬼となり、鬼は親となる。他の子達の序列は変わらない。つまり鬼が交代する度に、前へ前へと押し出されていくのだ。

 

第4回ショートショートコンテスト 審査員特別賞

こーとろ ことろ

どの子を ことろ

あの子を ことろ

僕達はいつも五人で「ことろことろ」をやっていた。それは確かなことだ。

だけど「ことろことろ」を始めた時、この日は仲間が六人いたのだ。途中で消えたのは誰か。それは民江さんだった。

 

編集部より

初めてこの作品を読んだ感想はただただシンプルに「怖すぎる……」でした。

短編ながら星の砂投稿作品では「最恐」かもしれません。ぜひご一読ください!

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