「方向音痴のツアコンですが、幕末では活躍しています!」 - 保坂早穂

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方向音痴のツアコンですが、幕末では活躍しています! - 保坂早穂

内容紹介

 フィリップと呼ばれた男性の金髪は美しかった。窓から差し込む、午後の木漏れ日にキラキラと光り輝いている。鼻筋の通った横顔は、物語の中に出て来る王子様のようだ。真央は思わずうっとりし、ため息を漏らした。

「それにしても、黒髪でグレーの洋服を着たあの男。いったい誰なんだろう。僕らと同じ西洋人にも見えるが……」

(えっ、もしかして私のこと? あの男、ですって!?)

 ぼんやり二人の会話を聞いていた真央だったが、「男」と言われ、ついうっかり英語で叫んでしまう。

「冗談じゃないわ! 私はれっきとした日本女性よ」

  

 ツアコンの真央はひょんなことから時空を超え、幕末の横浜外国人居留地へ飛んでしまう。

 瀕死の真央を救ったのは、アメリカ公使館のエリート官僚、フィリップだった。イケメンの彼にドキリッとしたものの、なんとか現代に帰らなくてはならない。勢いよく公使館を飛び出した真央だったが、遊郭に売られていく少女たちと遭遇してしまう。

「私がこの子たちをたすけなくちゃ!」

 と、持ち前の正義感を発揮したのだが――真央自身が遊郭に売られ、遊女デビューすることになってしまい……

 

編集部より

 ミーティアノベルス完全書き下ろし作品!

 ツアコンとして働く真央は横浜中華街での行程中、集合時刻に現れなかった参加者の老人を探していました。ようやく見つけたそれらしき人影を追いかけていたところ、突然、足元のマンホールの蓋が開いて落下してしまいます。

 目を覚ました真央がいたのは、どうやら幕末の横浜、外国人居留地のようで――。

 果たして真央の命運は? 本編をぜひお楽しみください!

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