下の名前を呼んでくれたのは、さりこさんだけだった。「さり子さんと。」 - あずれな

# ネット文庫星の砂

さり子さんと。 - あずれな

内容紹介

「るか」って下の名前を呼んでくれたのは、さりこさんだけだった。

 

第18回星の砂賞 審査員特別賞

中学、高校といじめを受けた主人公のるかは、卒業から七年経ったいま実家で引きこもっていた。

しかしある真夜中、高校時代唯一自分をいじめなかった同級生「さり子さん」が突然訪ねてきて――

 

コンテスト特別審査員・芥川賞作家の三田誠広先生より(抜粋)

ひきこもりの女性のところに、女子校時代の知人の女性が訪ねてくる。この無神経な感じの知人のキャラクターが魅力的で、気の弱いひきこもりのヒロインとの対照が際立っている。ヒロインの対極にある人物を登場させることで、作品の幅が広がり、風通しがよくなる。まったく異なるタイプの女二人が衝突することで、次々と意外な展開が起こって、小説としてのスリルが出てくる。

 

編集部より

主人公のモノローグは非常にリアルかつ人間臭く、時折ジーンと来て、作品全体がどこか優しくおしゃれな感じもして……まるでショートムービーを一本見終えたかのような爽やかな読後感でした。

短めながらも練られた物語をぜひお読みください!

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