それは、偶然なのか、必然なのか。「終わりなき物語」 - いっき

# ネット文庫星の砂

終わりなき物語 - いっき

内容紹介

『クローン人間特例法』が施行されて、『不幸な理由で子供を失った親がそのことにより精神を患い、当該人間のクローンを作出することで回復が見込める場合』もしくは『当該人間のクローンを作出することで、世界技術の著しい発展が見込める場合』という『特例』に限り、クローン人間の作出が認められるようになったのは、まさに僕が十一歳の時……五年前のことだったのだ。

 

第17回星の砂賞【佳作】受賞作品

-Apoptosis(アポトーシス):個体をよりよい状態に保つために、積極的に引き起こされる、管理・調節された細胞の自殺。すなわち、『プログラムされた細胞死』-

目を覚ます直前、以前に図書館かどこかで興味本位に覗いた科学誌に書かれていたそんな用語が頭に浮かんだ。

それは、偶然なのか、必然なのか。

ただ一つ、確かなこと……それは、この部屋はとても寒くて、床が冷たくて仕方がない。そんな、僕が『生きて』いなければ感じ得ない感覚だった。

 

編集部より

クローン技術をテーマにした本格SF作品。

主人公の苦悩は読むのが辛くなるほどですが、先が気になって読み進める手が止まらないです。

読み終えたあと、タイトルをぜひ見返してください……!

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