「激務の俺は、異世界の地下アイドルを推しにする」 - クシナダ響

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激務の俺は、異世界の地下アイドルを推しにする - クシナダ響

第2巻 内容紹介

「あなたがタジマか。王子殿下から、急ぎで会いたいとの言伝をお預かりしている。一仕事を終えたばかりですまないが、すぐに私と一緒に来て欲しい」

「……今すぐに、ですか?」

 王子から呼ばれる理由に全く心当たりがなかった。面食らいはしたが、無下に断るわけにもいかないだろう。とはいえ、ライブを終えたばかりのファルマーネはひどく疲れた表情をしている。すぐに長距離を移動するのは難しそうだ。

「せっかくお越しいただいたのに申し訳ないんですが……」

 田島は理由を説明した。

「――それなら問題ない。王子殿下は、タジマだけに会いたいと仰っている」

「えっ……?」

 間抜けな声を発してから悟る。どうやら温泉は諦めるしかないようだと。

  

 激務のブラック企業に勤めていた田島は、転移した異世界で出会った歌姫を目指す少女ファルマーネの夢を応援する充実した日々を送っていた。しかし、急拡大する歌姫ブームの弊害により、国が認定した歌姫だけがライブを行えるという法律が制定されてしまった。

 国認定の歌姫になるためにはコンテストで勝ち抜く必要があるが、ネクロマンサーや魅惑的な踊り子の歌姫たちがファルマーネの前に立ちふさがり、更にはモンスターまで現れて彼女を襲う――。

「わたしの夢は、ここで終わりかもしれませんね」

 自信喪失するファルマーネに田島はどう向きあうのか!?

 異世界で奮闘するひとりの男のプロデュース物語、疾風怒涛の完結巻!

第1巻 内容紹介

 歌い終えると、彼女の頬を一筋の涙が流れ落ちる。

 田島は拍手をするのも忘れて感動していた。

 見事だ。芽依と比べても、決して引けを取らないレベルだ。何と言っても、その場の空気を変貌させてしまう表現力に圧倒される。

「凄い! これなら、歌で生計を立てられるんじゃないか?」

「五人くらいの前だったら、今みたいに歌えるんです。でも、それ以上の人数だと緊張で声が出しにくくなってしまって……」

「そうなのか……それはもったいないね」

「わたしには、夢があるんです。歌と踊りでみんなを笑顔にする、歌姫になる夢が」

(歌姫か……アイドルや歌手みたいなものなのだろうか )

 

「俺にだけでもいい! きみの歌を聞かせてくれっ!」

 毎日ブラック企業で激務を強いられている田島は、喧噪の中で叫んだ。

 秋葉原で活動する地下アイドルにハマり、生きがいを見つけた田島だったが、そのアイドルの引退を知り、ショックで歩いていたら交通事故に遭ってしまう。気が付くと異世界にいた。そこで歌姫を目指す少女ファルマーネに出会い、彼女の夢を応援しようと決めるのだが――。

 波乱万丈、サラリーマンの根性で異世界の歌姫をどう育てるのか。これは未来を勇敢に生き抜く、ひとりの男のプロデュース物語!

編集部より

 スターダストノベルス書き下ろし作品!

 地下アイドルを生きがいにしていたサラリーマン・田島は、事故をきっかけに異世界に転移してしまいます。

 そこで出会った少女・ファルマーネの「歌姫になる」という夢のため、これまでたくさんのアイドルたちを見てきた経験を活かそうと決意する田島。やがて歌姫へのステップを踏んでいく田島とファルマーネでしたが、文化の異なる異世界、一筋縄ではいかず……?

 異世界×アイドルの一風変わった物語をぜひお楽しみください!

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