妬ましさと同時に感じたのは、“近付きたい”という思い「ギャルバン♪」 - 滝沢朱音

# ネット文庫星の砂

ギャルバン♪ - 滝沢朱音

内容紹介

「三好さん、すごいね!」

「ベースやってたんだ。うますぎ」

 ざわざわしてる中、曲は中盤にさしかかり、ド派手なドラム ソロに突入。

 吹奏楽部の他のメンバーたちは手を止め、それぞれの楽器をリズムにあわせて揺らし、ステージを盛り上げている。

 そして、ドラムの人が「次はベースソロ!」とでも言うようにスティックで三好さんのほうを指すと、彼女は前のほうに駈け出してきた!

 

第10回星の砂賞【優秀賞】受賞作品

帰宅部の私はいっつも思ってた。

みんな、いいなぁ……熱中できるものがあって、って。

……ドキドキしてみたい!

たとえば、恋してみたい。

大好きなバンドのライブとかも見に行ってみたい。

だってこのままじゃ、退屈なままで中学生生活が終わっちゃうよ、って。

……でも、人生ってわかんないもんだね。 

こんなチャンスが舞いこんでくるとは☆

ガールズバンド。略してギャルバン♪

「Orange(オレンジ)」青春STORY!

 

編集部より

同類だと思っていたあの子は、ステージの上で誰よりも輝いていた。

妬ましさと同時に感じたのは、“近付きたい”という思い――。

タイトルから軽い感じの物語かと思いきや、作者の確かな音楽知識を感じる詳しい楽器の解説あり、臨場感溢れるライブシーンありで、「バンドが好き!」という想いが目一杯伝わってくる作品です。

読めばバンドを組んでみたくなること間違いなし!?

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