「契約結婚した生意気後輩に外堀を埋められてます!」 - きたみまゆ

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契約結婚した生意気後輩に外堀を埋められてます! - きたみまゆ

内容紹介

「なにが『そういうわけだから』ですか。なにも解決してないでしょう」

 冷ややかな口調で言われ、ぐっと唇を噛む。たしかに問題はなにひとつ解決していない。

「だけど、柏木くんには関係ないから、今日のことは忘れて。できれば職場でも内緒にして……」

 私が話していると、手首を掴む柏木くんの指がぴくんと震えた。

「関係ない?」

 迫力のある低い声に、ひぇっと跳び上がる。

 なんでこんなに怒っているんだろう。

「いや、だって。関係ないよね?」

「あんたは、ほんと人の気も知らないで……。ちょっと鈍感すぎませんか」

 しかめっ面の柏木くんに、私はむっとしながら言い返す。

「柏木くん。三歳年上の先輩に向かって、あんたは失礼でしょ。もっと先輩をうやまったほうがいいと思うよ」

「ほんと鈍感すぎます。食いつくとこそこじゃない」

 私の反論に、彼はがっくりとうなだれてしまった。

 どうしたんだろう。具合でも悪くなったのかな。

 美人で高学歴で仕事はできるが、まったく男にモテない水原雪乃。

 小さなころから厳しい母の期待に応えようと勉強ばかりしていたせいで、29歳になった今も恋愛経験はゼロだった。

 ある日雪乃は、大好きな祖母から死ぬ前に花嫁姿を見たいと言われる。祖母を安心させるために婚活パーティーに行くが、男性参加者からまったく相手にされなかった。

 そして雪乃はへこんでいる姿を会社の後輩・柏木涼平に見られてしまう。涼平は有能で異性にモテる完璧な男だが、なぜか雪乃だけには態度が悪かった。

 事情を聞かれて祖母の話をすると、涼平は「俺が結婚相手になってあげましょうか」と言い出し――。

 

編集部より

 ミーティアノベルス完全書き下ろし作品!

 外資系の広告代理店でアカウントマネージャーとしてバリバリだけれど雪乃。

 仕事はできるけれどまったく異性とは縁がないまま、気づけば29歳になっても恋愛経験ゼロ。

 そして雪乃に「なぜか」突っかかる後輩の涼平。きっと雪乃の鈍感さにやきもきすること請け合いです!

 とはいえそんな雪乃も徐々に気づいていき……? 偽装婚約からはじまる二人の関係は? ぜひお楽しみください!

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