光固定回線とモバイルWi-Fiルーターのメリットデメリットを比較

ご自宅でインターネットを利用しようとするとき、かつては固定回線を引くことが常識でした。 しかし近年、新たな選択肢として「モバイルWi-Fiルーター」が登場してきました。

そこで今回は光固定回線とモバイルWi-Fiルーターについて、それぞれのメリット／デメリットを比較してみました。

光固定回線のメリット・デメリット

まずは光固定回線のメリット・デメリットを見ていきたいと思います。

光固定回線のメリット①　使い放題

契約会社によりますが、光固定回線のほとんどは使い放題の定額制となっています。

そのため長時間動画を見たり、オンラインゲームをプレイしたりする場合に向いている選択肢です。

複数台のパソコンとスマートフォン、タブレットなど複数機器で同時に利用するような場合でも、通常使用の範囲内であれば速度が制限されることはほとんどないでしょう。

光固定回線のメリット②　安定性

モバイルWi-Fiルーターと比較して、回線が安定しています。

シビアな判断が必要なデイトレードや、断線した瞬間負けになってしまう対戦型のオンラインゲームなどを利用する場合は光固定回線を利用したほうが安心です。

光固定回線のデメリット①　工事が必要

光固定回線を利用するためには、ご自宅へ光ファイバーを引き込む工事が必要です。 環境的にどうしても工事ができない場合は敷設を諦めざるを得ません。

光固定回線のデメリット②　自宅でしか使えない

固定回線は引き込み工事をした場所でしか利用できません。転居をされる場合はそのたびに工事も必要となります。 そのためたとえば数ヶ月単位で転居が必要となるお仕事をされている方などには不向きです。

モバイルWi-Fiルーターのメリット・デメリット

続いてモバイルWi-Fiルーターのメリット、デメリットを見ていきます。

モバイルWi-Fiルーターのメリット①　工事が不要

モバイルWi-Fiルーターは開通工事が不要です。 届いてすぐに使えること、環境的にどうしても工事が難しい場所でも使えることは大きなメリットです。

モバイルWi-Fiルーターのメリット②　自由に持ち運びができる

職場や学校、出先のカフェなどでも契約した回線が使用できるため、外出の多い方には便利です。 また短期間での転勤が多い方でも、引越し先へ持っていくだけでそのまま使えます。

モバイルWi-Fiルーターのデメリット①　通信制限

契約会社によりますが、短期間での通信量に制限を設けている場合が多くあります。定められた通信量に達すると、通信速度が著しく制限されます。

そのため家族全員で使うなど複数人、複数機器で接続することを想定している場合には注意が必要です。

特に長時間動画を見たり、ゲームをしたい方は固定回線のほうがおすすめです。

モバイルWi-Fiルーターのデメリット②　安定性

自宅内まで引き込んでいる固定回線と比較し、モバイルWi-Fiルーターはどうしても安定性の面で劣ります。

特に一部のモバイルWi-Fiルーターでは2.5GHz帯の高周波数帯を利用していますが、こちらは障害物に弱い特性があります。そのため鉄筋コンクリートのマンションなどでは電波が入りにくい可能性があるため注意が必要です。

オンラインゲームなど常時接続を要求されるケースでは通信量・安定性の両面で不安が残ります。

まとめ

モバイルWi-Fiルーターと光固定回線について、それぞれ下記のようにまとめました。

モバイルWi-Fiルーター
・一人暮らし
・引っ越しが頻繁
・工事ができない
・外でも使いたい

光固定回線
・家族で利用、利用機器が多い
・工事可能
・安定性を重視
・自宅で使えればOK

当てはまる項目が多いほうがおすすめの回線となります。インターネット選びのご参考になれば幸いです。

なお利用料金については提供企業やサービス形態により大きく異なるため、比較は割愛しています。

割引条件が複雑だったり、解約金が非常に高額に設定されているケースもあるため、トータルでよく検討されることをおすすめします。

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